貸付ファンドのFunds(ファンズ)って怪しい?実際に試してみた【随時更新予定】

株ではなく、企業に資金を貸し出す形で投資ができる貸付投資のサービスのFunds(ファンズ)について調べた上で実際に投資にチャレンジしてみます。

投資結果は、随時更新予定です。

貸付投資のFunds(ファンズ)

Funds(ファンズ)とは

Funds(ファンズ)は、資産形成をしたい個人とお金を借りたい企業を結ぶ「貸付ファンド」のオンラインマーケットです。
個人(投資家)は貸付ファンドを通じて、企業に間接的に資金を貸し付け、その利息をもとに分配金を得られます。

ファンドにはあらかじめ予定利回りと運用期間が設定されているため、株のように株価変動がなく、一度投資を行えば、基本的にはファンドの満期が訪れるまで待つだけ。運用期間中に値動きをチェックする必要もありません。

Funds(ファンズ)の仕組み

Fundsでは、企業が事業資金調達のために組成したファンドへ、匿名組合契約を通じて1円単位で投資できる資産運用サービスです。

Funds(ファンズ)のリターンは?

Funds(ファンズ)には様々な企業が参加しているため、取り扱うファンドのリスクリターンやその資金使途も多種多様です。運用実績を確認したところ、1%から6%まで幅広い案件がありました。1.5%から3%くらいまでが多いようです。

Funds(ファンズ)で投資ができる企業は?

Funds(ファンズ)はその都度募集している企業が異なりますが、運用実績ページを確認したところ以下の企業の参加実績が確認できました(2022年2月時点)

上場企業や未上場でも聞いたことがある名だたる企業が参加しています。

株式会社三菱UFJ銀行

株式会社福岡銀行

ユニゾン・キャピタル株式会社

日本商業開発株式会社(現・地主株式会社)[東証一部上場]

イートアンド株式会社(大阪王将などを運営)[東証一部上場]

アイフル株式会社[東証一部上場]

株式会社ビーロット[東証一部上場]

株式会社モバイルファクトリー[東証一部上場]

ジャパンベストレスキューシステム株式会社[東証一部上場]

アグレ都市デザイン株式会社[東証一部上場]

株式会社フェイスネットワーク[東証一部上場]

明和地所株式会社[東証一部上場]

株式会社タカラレーベン[東証一部上場]

株式会社インテリックス[東証一部上場]

株式会社サンセイランディック[東証一部上場]

株式会社ムゲンエステート[東証一部上場]

株式会社ADワークスグループ[東証一部上場]

日本エコシステム株式会社[東証二部上場]

ウェルス・マネジメント株式会社[東証二部上場]

株式会社デュアルタップ[東証二部上場]

株式会社メルカリ[東証マザーズ上場]

株式会社バルニバービ[東証マザーズ上場]

株式会社GA technologies[東証マザーズ上場]

霞ヶ関キャピタル株式会社[東証マザーズ上場]

株式会社ジーニー[東証マザーズ上場]

日本スキー場開発株式会社[東証マザーズ上場]

株式会社フリークアウト・ホールディングス[東証マザーズ上場]

株式会社ライトアップ[東証マザーズ上場]

株式会社ウィルズ[東証マザーズ上場]

株式会社シャノン[東証マザーズ上場]

ブロードマインド株式会社[東証マザーズ上場]

AHCグループ株式会社[東証マザーズ上場]

株式会社イントランス[東証マザーズ上場]

株式会社アールプランナー[東証マザーズ上場]

株式会社サンウッド[ジャスダック上場]

株式会社明豊エンタープライズ[ジャスダック上場]

株式会社極楽湯ホールディングス[ジャスダック上場]

株式会社リビングプラットフォーム[ジャスダック上場]

株式会社アスコット[ジャスダック上場]

サントリーコミュニケーションズ株式会社

ジェフユナイテッド株式会社

アジア・パシフィック・ランド・(ジャパン)・リミテッド(日本支店)

三菱UFJ銀行がファンズで募集を行った際には、応募が殺到しニュースにもなりました。

三菱UFJ銀行に間接的に融資できるファンドが人気を集めている。インターネットで小口資金を調達するクラウドファンディング運営のファンズ(東京・港)を通じて募集したところ、1億円の目標に対して5倍超の金額が集まった。想定利回りは1%と定期預金の500倍。預金金利が0%付近に張り付くなか、イールドハンター(利回り狩り)の垂ぜんの的になっている。

日経新聞 2022年1月22日『三菱UFJ銀行への融資ファンド、利回り1% 1分で完売』

Funds(ファンズ)に投資するメリット

メリット1 投資をしたら待つだけ

ファンドにはあらかじめ予定利回りと運用期間が設定されているため、投資をしたら待つだけ。
相場による値動きもないので、運用期間中に値動きをチェックする必要もありません。

メリット2 自分の好みに合ったリスクリターンを選べる

Fundsには様々な企業が参加しているため、取り扱うファンドのリスクリターンやその資金使途も多種多様です。
お客様自身の資産の状況や投資の目的に合わせてファンドを選ぶことができます。

メリット3 1円から1円単位で投資ができる

Funds (ファンズ) ではすべてのファンドに1円単位で投資が可能です。分配によって得た利益も効率的に再投資が可能です。

メリット4 手数料無料

他のクラウドファンディングでは、出金手数料を取られてしまい、せっかく受け取った分配金が減ってしまうなんていうこともよくあります。Funds(ファンズ)では、口座開設、口座維持費用はもちろん指定口座への出金手数料も無料です。

負担する可能性のあるのは、Funds(ファンズ)への振込手数料のみです。

メリット5 Funds優待

株主優待に代わるFundsへの投資特典として、一部のファンドではクーポン券の提供やイベント実施など「Funds優待」を提供しています。

過去には、融資先企業の商品の投資額に応じたAmazonギフト券のプレゼントなどがありました。

メリット6 責任範囲の限定

Funds(ファンズ)の投資は、匿名組合契約のため、出資者の責任は有限責任です。自らが出資した範囲内の責任のみ負うことになります。したがって、何らかのトラブルが起こり事業が失敗した場合でも、出資した金額以上の損をするリスクはありません。
また、何らかのトラブルが起きたとしても、追加で出資する義務を負いません。

Funds(ファンズ)に投資するデメリット

デメリット1 元本割れリスク

Funds(ファンズ)で取り扱っているファンドは金融商品です。金融商品である以上、100%貸し倒れが起きないと言い切ることはできません。

デメリット2 中途解約ができない

株式などと異なり市場流通性がないため、原則としてあらかじめ決められた期間は換金することができません。そのため一定期間は資金拘束されているため、余裕資金での投資が必要になります。

デメリット3 損益通算ができない

Funds(ファンド)の投資は、匿名組合出資のため、そこからの分配金は原則として「雑所得」となります。そのため給与所得や株式等の譲渡所得などと損益通算をすることができません。

Funds(ファンズ)は安全なのか

Funds(ファンズ)で取り扱っているファンドは金融商品

Funds(ファンズ)で取り扱っているファンドは金融商品です。金融商品である以上、100%貸し倒れが起きないと言い切ることはできません。

投資は自己責任です。

ただし投資先の多くは、上場企業であり、また審査をクリアした企業のみが東証となっているため、相対的に見ればリスクは低めであるというのは言えます。

Funds(ファンズ)の運営会社

Funds(ファンズ)は、ファンズ株式会社という東京都港区に本社を置く2016年に設立されたベンチャー企業により運営されています。

ファンドの募集には、第二種金融商品取引業者として登録することが必要ですが、ファンズは関東財務局に第二種金融商品取引業者として登録されています。また 第二種金融商品取引業の自主規制機関である第二種金融商品取引業協会にも加盟しています。

ファンズは大手企業やベンチャーキャピタルから多く出資を受けています。

グローバル・ブレイン株式会社、B Dash Ventures株式会社、ANRI、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、三井住友信託銀行株式会社、日本郵政キャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社、SV-FINTECH Fund、伊藤忠商事株式会社、AG キャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社メルペイ、auカブコム証券株式会社、株式会社電通グループ

Funds(ファンズ)の審査体制

元バンカーや公認会計士、弁護士、元株式アナリストで構成された審査部門が企業審査・ファンド審査を行っています。

以下のような項目の審査をファンド(資金の投資先)と企業(ファンドからの融資先)の両方に行っています。

Funds(ファンズ) での実績

これから口座開設を行いたいと思います。投資実行や分配金の支払い等の進展があればアップデートします。

Funds(ファンズ)の口座開設方法

こちらから登録できます。

Funds(ファンズ)貸付ファンドのオンラインマーケット

ステップ1 メールアドレスとパスワードを登録

リンクかバナーをクリックしたら口座開設ボタンをクリック、画面に従ってメールアドレスとパスワード(8文字以上で自由)を設定します。

ステップ2 メールアドレスを確認

登録したメールアドレスに確認メールが送られてくるため、メール内の「メールアドレスを確認」をクリック

ステップ3 口座開設

名前や住所など口座開設に必要な情報を案内にしたがって入力しましょう。

運転免許証やパスポートなどの本人確認資料のアップロードが必要になります。事前に準備していなくてもスマホから撮影して登録することも可能です。

マイナンバーの登録も必要ですが、こちらは後からの登録も可能でした。

ステップ4 ウエルカムレターを受領

入力が完了すると、ファンズから住所確認のはがきが届きます。ウエルカムレターを受領したら口座開設完了です。あとは投資したい案件に投資してみましょう!

貸付投資のFunds(ファンズ)

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